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弁護士による自己破産@四日市

Q&A

自己破産すると車はどうなるのですか?

  • 文責:所長 弁護士 北野岳志
  • 最終更新日:2020年7月6日

1 通常,車は処分の対象ですが,ケースによっては残せることも

自己破産をすると,基本的に,車は処分の対象となりますので,手元に残せないことになります。

ただ,ケースによっては,車を手元に残せる場合がありますので,以下,様々なケースを想定して,車を残せるか否か検討していきます。

2 ローンが残っている場合

車にローンが残っている場合,通常,車の所有者欄はローン会社やディーラー名義になっています。

ローンが残っていると,ローン会社に車の所有権があるのが通常ですので,ローン会社に車が引き上げられてしまいます。

そのため,車を残すことはできません。

また,車の所有者欄がディーラー名義になっている場合,ローン会社が引上げを求めることはありませんが,財産価値がある場合には,手元に残すことはできないと言えます。

3 ローンが残っていない場合,もしくは,一括で購入した場合

すでにローンの支払いを終えていたり,一括で購入するなど,車が自己名義になっている場合,原則として,処分の対象となります。

ただし,大半の裁判所では,車の価値が20万円以下の場合,処分の対象外として扱っています。

そのため,自己名義の車であっても,査定額が20万円以下の場合は手元に残せます。

4 使用しているが所有者が自分ではない場合

自己破産した場合,処分の対象となるのは,破産者自身の財産です。

そのため,車を使用しているものの,所有者が自分でない場合は,処分の対象外という意味で,手元に残すことができるといえます。

5 車を手元に残す方法はないのか

ローンが残っているが,ローン会社の引き上げを受けたくない場合,どうしたらよいのでしょうか。

車のローン残額を,全額支払ってしまえば,手元に残すことはできます。そこで,家族や知人など第三者が支払うことで,手元に残すことができます。

ただ,ここで注意をしなければならないのは,第三者が支払うということです。決して,破産者自身が支払ってはいけません。この点については後述します。

6 車を残すための行動として注意しなければならないこと

車を残すため,何か策はないのかと,策を講じることがあるかもしれません。

しかし,方策によっては,免責許可が得られないなど,自己破産手続きに多大な影響を及ぼすことがあるので,注意が必要です。

以下,特にやりがちな方策について挙げます。

⑴ 名義変更

すでに述べたとおり,所有者が自分でない場合,車を手元に残すことはできます。

ただし,自己破産直前に,車を残したいがために名義を自分名義から他者名義に変えた場合,財産隠匿などを疑われ,説得的な説明を要することになります。

⑵ ローンの返済

自己破産する場合,すべての債権者を平等に取り扱うことが必要となります。

そこで,ローン会社だけに先に残額を返済することは,他の債権者との平等を欠くことになります。

このような返済は,破産法で禁止されている偏頗弁済に該当することになります。

そのため,破産者自身がローンの一括返済を行うことは,偏頗弁済に該当し,自己破産手続きに多大な影響を及ぼしてしまいます。

⑶ ローン隠し

自己破産手続きを弁護士に依頼した場合,弁護士は受任通知(弁護士介入通知)を債権者に発送することになります。

車にローンが残っていた場合,受任通知を受けたローン会社は,車の引上げ手続きを行うことになります。

上記の流れになることを見据え,ローン会社に受任通知を出さないようにローン隠しをすることも考えられます。そして,ローン会社だけ支払いを続けることが考えられます。

ただ,自己破産することは,いずれ発覚すると覚悟しておくべきです。

そして,発覚した際には,免責許可が得られない場合があります。


以上のように,方策によっては,免責許可が得られないこともありますので,十分に注意をすることが必要です。

車を残す方法が皆無でない以上,自分で何らかの方策を講じる前に,一度,弁護士等の専門家に相談されることをお勧めします。

四日市で自己破産をお考えの際は,弁護士法人心 四日市法律事務所にご相談ください。

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