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クレジットカードの現金化

  • 文責:所長 弁護士 北野岳志
  • 最終更新日:2021年4月26日

1 クレジットカードの現金化とは

自己破産の相談を受けていると、クレジットカード枠の現金化をして、借金の返済や生活費などに使っていたという方がいらっしゃいます。

クレジットカード枠の現金化とは、クレジットカード決済で商品券やブランド品等を購入して金券ショップや質屋等に売却して現金を得る手法をいいます。

最近では、クレジットカードの現金化を謳い文句にする業者も増えてきており、業者の指定した商品を購入すると、現金のキャッシュバックが受けられるという手法も増えてきています。

2 クレジットカードの現金化はカード会社の規約に違反している

クレジットカード会社との間でカードの申し込みをする際、各カード会社の定める規約に同意しなければ、カードの発行が受けられません。

そしてその規約の中には、クレジットカードの現金化は禁止事項として規定されていることが通常ですので、クレジットカードの現金化はカード会社の規約に違反する行為ということになります。

参考リンク:三重県・ご注意ください~ヤミ金、クレジットカードの現金化

したがって、これからクレジットカードの現金化をしようと考えていた方は、それに手を出す前に債務整理について弁護士にご相談ください。

3 クレジットカードの現金化と自己破産への影響

クレジットカードの現金化を行った場合の自己破産への影響についてご説明します。

⑴ 非免責債権に当たる可能性がある

非免責債権とは、自己破産をしても免責(支払い義務が免除)されない債権のことをいいます。

クレジットカードの現金化は、カード会社の規約に違反する行為ですから、クレジットカード会社から不法行為に基づく損害賠償を請求される可能性があります。

この損害賠償請求権は、非免責債権に該当する可能性があります。

⑵ 免責不許可事由に当たる可能性がある

クレジットカードの現金化を行うと、免責不許可事由という裁判所が免責を許可しない事情に該当する可能性があります。

もっとも、破産の手続きに誠実に協力することにより、免責を許可してもらえることは十分にあり得ます。

⑶ 破産管財人が選任される可能性がある

クレジットカードの現金化の程度によっては、破産管財人が裁判所から選任される可能性があります。

破産管財人は、破産をしようとしている方がしっかり反省できているか、2度と破産をすることがないよう生活を改められているかを監督することなどを業務とする弁護士であり、破産管財人が選任されると、別途予納金がかかります。

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