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「任意整理」に関するお役立ち情報

任意整理とクレジットカード

  • 文責:代表 弁護士 西尾有司
  • 最終更新日:2022年9月14日

1 任意整理する場合、クレジットカードはどうなるか

クレジットカードで買い物をしたり、自動引落を行っている方も多いかと思います。

任意整理を行えば、原則としてクレジットカードは使えなくなることを覚悟する必要があります。

弁護士が任意整理をする旨の通知をクレジットカードの会社に送った場合、それ以降のクレジットカードの利用はできなくなります。

仮に、そのクレジットカード会社に通知を送らず、他の債務だけ任意整理したとしても、任意整理をしたことが「信用情報機関」に登録され、クレジットカード会社がその情報を確認すれば、その時点からクレジットカードの利用はできなくなります。

2 新しいクレジットカードは作れないのか

任意整理をしても、新しいクレジットカードが作れないわけではありません。

任意整理をしたことが、「信用情報機関」に登録されている間は、新しいクレジットカードを作ることはできませんが、その情報が抹消されれば、新しいクレジットカードを作ることができます。

多くの場合、5年程度で任意整理をした旨の情報は抹消されるため、任意整理後、5年が経過すれば、新たにクレジットカードを作ることが可能です。

3 クレジット払いにしていた固定費はどうすべきか

クレジットカードで携帯電話料、光熱費などを支払っていた場合、クレジットカードが使えなくなると、支払が止まってしまいます。

そのため、口座引き落としにするか、請求書を送ってもらい、コンビニなどで支払う等、任意整理をする前に支払方法を変更する必要があります。

4 クレジットカードが使えない間の代替手段

⑴ 家族カードを利用する

家族カードは、クレジットカードを契約した人の家族にも追加で発行されるクレジットカードのことを指します。

たとえば、夫が任意整理をしたものの、妻が任意整理をしていない場合、妻名義のクレジットカードは使えるため、妻が家族カードを発行申請すれば、夫が使えるクレジットカードを入手できます。

⑵ デビットカードで買い物をする

デビットカードは、クレジットカードと同じように、買い物などで利用できるカードです。

クレジットカードは、毎月の支払い日にまとめて支払いをしますが、デビットカードは、使った時点で口座から引き落としがなされるという点に違いがあります。

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