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弁護士法人心 四日市法律事務所

どこから借金をしたかわからない場合どうしたらよいですか?

  • 文責:代表 弁護士 西尾有司
  • 最終更新日:2023年2月24日

1 どこから借り入れをしていたかわからなくなってしまった方へ

複数の債権者から借入れがある場合や、借入れをした時期が古い場合など、どこから借り入れをしていたかわからなくなってしまうこともあるかと思います。

債務整理の相談をご希望の場合、借入先や借金の金額が分からない場合でも、一般的な手続きの説明等をすることは可能です。

しかし、債務整理の方針の中でどの方針が適切であるかは、借金の金額や債権者の数等によって結論が左右されることも多いため、借入先の債権者やその金額が分からないと適切な方針を判断することは難しいと言えます。

また、分割交渉における傾向や裁判を起こしてくる可能性など、金融機関ごとに異なる部分がありますが、そうした債権者ごとの特色を考慮したアドバイスについても、事実上できないことになります。

したがって、どこから借金をしているか、いくら借金が残っているかを把握していただいた上でご相談をされた方が、弁護士からより適切なアドバイスを受けることが可能といえます。

2 どこから借金をしたか調べる方法

どこから借金をしたか、いくら借金が残っているかは、信用情報センターに情報の開示を求めることで調べることが可能です。

信用情報センターには、CIC、JICC、全国銀行協会の3つがあります。

各信用情報センターでは、登録している銀行やカード会社、消費者金融などの金融機関での借り入れ状況、返済状況などの情報が登録されていますので、その情報の開示を求めることで借入先の債権者名や借金の残額を知ることができます。

情報開示の方法は、各信用情報センターのホームページをご参照ください。

参考リンク:CIC

参考リンク:JICC

参考リンク:全国銀行協会

3 返済をしていない期間が長い場合には時効になっている可能性も

どこから借り入れをしているかわからないという方の中には、昔借入れをしていたが支払えなくなってしまい、長期間そのままにしてしまっていて、忘れたころに債権者から請求書が届いたから相談したいという方もいらっしゃいます。

そのような場合、最後に返済をしてから5年以上経過していると、借金の支払義務が時効になっている可能性がありますので、そちらについても弁護士にご相談ください。

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